ユナイテッド航空のマイレージを利用してのニッペリNH特典発券では、片道5,500マイルから利用可能という手軽さと、(必要マイルは増えますが)前日まで発券可能というフレキシビリティーもあり、筆者も非常に重宝しています。
もちろん、上記の基本ルールに沿って利用するだけでも便利なのてすが、実際の経路によらず、発着地点間の直線距離で必要マイルが決まるというバグ仕様を利用して、片道の発券で1泊2日の【実質的な】往復も可能です。
ちょうど筆者もサッポロ冬割で札幌に長期滞在予定の中、ピンポイントで東京に戻らねばならない日程があり、その対策として具体的なルートを考察してみました。
移動経路
1. 札幌/旭川発東京(1泊2日)
まずは札幌を起点として、1日だけ東京に戻るパターンを考えてみます。
東京旅行として捉えると短いのですが、札幌旅行ワーケーション中に、『会社命令で急遽東京に戻らないとクビになる!でも正規料金払えねー!!詰んだっ!』なんてときの救世主だよね、と、駅前のマックでJK達が噂をしているのを聞いた気がします。
こちらの旅程は、CTS-AKJの片道で検索します。当然新千歳と旭川間に直行便はないため、羽田の経由品が検索される、というカラクリなのですが、ただ、同日乗継ぎでは意味ありませんので、便選びのコツとして往路は遅い便を選択し、わざと日跨ぎの乗継ぎとなるよう旅程を選択しています。
でも遅い便だと滞在時間が、、、と心配されるかもしれませんが、現状その点は心配ありません。UA特典のルールとして、フライト当日に空きがある場合、空港で早い便への振替が可能ですので、実際の利用便は『ほば』前倒しすることが可能です。
注意点
ただしこのような運用ルールは常々変更されますので、最新のルールについてはしっかりと確認した上で利用しましょう。
なお、旭川〜札幌は高速バスが一般的ですが、えきねっとトクだ値等の料金設定があればカムイ・ライラックも便利ですので、定期的にこちらのページを確認してみることをおすすめします。
下記は45% OFF時の価格一例です。
上記の組み合わせで5,500miles + 3710円で東京往復が可能となります。
2. 札幌発東京/大阪(1泊2日)
発着点をずらすための陸路移動を避けたい場合、もしくは札幌からのフィーダー便が安く拾える場合はさらに選択肢が広がりそうです。
一例として現在、2022年2月の日程で新千歳-青森が下記の通り格安に販売されていますが、こちらを活用したルーティングを考えてみましょう。
フィーダー便の目的はUA特典の発着地をずらす目的ですので、UA便の検索はAOJ-CTSで行います。するとあらふしぎ、次の通り、ITM等、HND以外の経由便も検索結果に現れてきます。
上記組み合わせで5,500miles + 4,860円で大阪往復可能ということになります。別切り航空券を含む旅程となるため、欠航や遅延で乗継ぎのリスクを抱えることにはなりますが、市内を経由しなくて良い分、イレギュラーがなければこちらの方が移動効率は高そうです。
まとめ
もちろん上記以外にも適用可能な『実質往復』ルートは多数存在します。
このようにUAマイルは工夫次第で文字通り価値が倍増しますので、上手な活用方法を学び、効率的な利用をおすすめします。