延長されていたまん防解除が確定し、春の桜シーズンが本格化する前の3連休にパークハイアット京都へお邪魔してきました。まだソメイヨシノにははやい季節ではありましたが、木々はほんのりピンクに色づき、まだぴりっと寒さの残る空気の中にも、春の到来を感じさせる心地よいシーズンの滞在となりました。
Access
京都駅からもさほどの距離ではないため、迷わずタクシーでも問題ありませんが、行楽シーズンは時間も料金も思いのほかかかります。お急ぎの場合は、京都河原町駅もしくは祇園四条駅からのタクシー乗車が(時間的にも料金的にも)スマートです。
Facility
建物の構造として複数の低層棟から構成されているため、ひとつの平面が緩やかかつ曖昧な境界線でつながる、和風建築のようなのゾーニングが生かされた構成になっています。(京都Rokuもそうでしたが、京都という建築制限が厳しいエリアのモダンアーキテクチャのスタイルとしてはこれが定番になりつつあるようです。)
建物の中に入り、外に出、ガラス張りの半外部を経てまた中に入り、部屋に入るとそこにはまた中庭があり、と、リズミカルに変わる内外の概念と立ち位置は、慣れ親しんだアーバンホテルとも、古き良き温泉旅館ともまた違う、新時代の面白い建築だと思います。
Welcome Lounge
レセプション脇のラウンジスペースでウェルカムドリンクの提供があります。ただしこちらはいわゆるホテルの上級会員向けのラウンジスペースとは異なる趣旨のものになります。
ただ現在は期間限定で17:00-18:00の時間帯にGlobalist会員向けのシャンパンサービスをおこなっており、意外と多くのお客様がご利用されていました。夕食前に一杯食事酒をいただくことができるのはとてもうれしいサービスですので、今後も可能な限り続けていただけると嬉しいです!と、正直なコメントをお伝えしておきました。
Fitness (3F)
客層的にガチなワークアウトをなさる方がいらっしゃるのかは不明ですが、本格的な機材が並んでいました。こちらもフィットネスルーム、というよりもフィットネスゾーン、というような機材の配置が印象的です。
Bath House (3F)
現在は完全予約制で運用されています。ホットバス、水風呂、ドライサウナ、ミストサウナがすべて独占できてしまうのは、かなりの贅沢と言えます。追加料金もなく利用できてしまうのはかなり嬉しいサービスだと思います。(やはりサ活は独り集中して行うと整い方が格別です。)
Tea Lounge (5F)
実は今回滞在時に一番気に入ったスペースがこちらです。5FのEVホールから客室に至る動線を利用して、しつらえられた何気ないスペースなのですが、ちょっとお部屋を出て、京都の街並みを眺めながら読書するだけでも贅沢な非日常で、大変癒される時間となりました。
他フロアに宿泊されているお客様はもしかしたら存在すら気が付かない可能性もありますので、覚えていたらちょっと覗いてみると良いと思います。
Dining
2日間の滞在でしたため、和食と洋食を両方いただくことができました。会場はいずれもKyoto Bistroでの提供でした。
Breakfast @Kyoto Bistro (Japanese)
まずは京大和の和朝食です。以前はグローバリスト会員の無料特典として人気を博していましたが、現在はグローバリスト会員は3,000円(+税サ)の追加料金で提供されています。なお、通常料金は7,150円(税サ込)ということで、朝食にしてはお値段の張るメニューとなっています。
構成は二重膳と焼き物、そしてごはんと汁物、という極めてシンプルなもの。
予約時間に合わせて炊いているごはんは、写真の一人用の釜で最後蒸しあげられて提供されます。
たしかに甘味が十分に引き出されたごはんは美味しいのですが、7,000円の朝食メニューの看板としてはちょっと弱くね?という印象もあります。
残念ながら自身のテイストにはちょっと合わず。なぜこの内容で各種SNSで持ち上げられているのか訝しく思いながら、明日の予約を取り消しました。
Breakfast @Kyoto Bistro (Western)
前日の和朝食が正直どハズレ嗜好が合わなかったため、怪我の功名で洋食も楽しむことができました。
結論から言ってしまうと、あえて課金してまで和朝食でなくとも良いと思います。個人的にはそのくらいの満足度の差がありました。
メニューはこんな感じ。プレート形式+メインのチョイス(いくつでもOK)です。選択肢も幅広く、あれもこれも食べてみたいモードに突入です。
なお、メニューによってはハーフサイズも可能とのことなので、色々お試しすることもできそうです。
最初のプレートはフルーツにヨーグルト、スモークサーモンのサラダ仕立てをチョイス。
ベーカリーバスケットはクロワッサンとカンパーニュだけお願いしました。
メインはポーチドエッグ。どこかで似たようなメニューを見かけていますが、別物のはず。
そして開封の儀。(ちょっと失敗)
そして最後にお粥を少々。これもシンプルながら滋味深く、美味しい。満足度の高い〆となりました。
The Living Room
今回利用はしませんでしたが、ロビースペース脇のラウンジスペースで、ランチ、およびアフタヌーンティーの提供がされています。
こちらは外来でも利用可能ですので、ちょっとパークハイアット京都の雰囲気を感じてみたい!という時には予約されてみると良いのではないでしょうか?
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Rooms
今回は特典利用の滞在だったため、スイートアップのAwardが利用できず、ガーデンテラスキングへのアサインとなりました。1名であればまったく問題ありませんが、2名利用で双方ワーケーション、というような状況ですと少々息苦しく感じてしまうかもしれません。
京都の静けさと平穏を感じていただくことができる、坪庭やプライベートの日本庭園付きの45㎡のお部屋です。京都の山々をコンセプトにしたインテリアは、芳しいタモ材や地元の素材が取り入れられ、心地のいい空間を作り出しています。キングサイズベッド1台、ワーキングエリアとデイベッドが備えられ、東山での寛ぎのひと時をお過ごしいただくことができます。
パークハイアット京都公式サイト
Summary
昨年、秋の紅葉時にお邪魔した京都Rokuが好印象だったため、再訪するか迷いもあったのですが、パークハイアット京都はハード・ソフトともにRokuを凌ぐクオリティで、また悩ましいオプションが増えてしまいました。特に両者の比較においては特にソフト面のサービスの完成度が高く(Rokuは若干とってつけた感)、トラブルなくリラックスした時間を送りたいのであれば、パークに一票、という印象を持ちました。
また、立地的にもふらっと河原町に出られる利便性は高く、アクティブに動き回るタイプの滞在にも適したシティリゾートの側面を併せ持つことも強みだと感じました。
General Information
Park Hyatt Kyoto
360 Masuyachō, Higashiyama Ward, Kyoto, 605-0826, Japan
+81-075-531-1234
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