2023年2月にオープンしたばかりの、タイ国内初のアンダーズブランドである、Andaz Pattaya Jomtien Beachに滞在してきました。
訪問時点では、まだソフトオープンの扱いで、敷地内の工事が引き続き進んでいたり、サービス面で若干おぼつかない点も散見されましたが、ハードに関しては完成度の高い施設となっており、スワンナプーム国際空港から1.5時間ほどの立地ながら、タイリゾート感満載の体験をすることができました。
Access
ホテル名こそJomtienとなっていますが、実際はそれより南のNa Jomtienと呼ばれるエリアの立地となります。
Suvarnabhumiからの場合は、素直に空港からタクシーが良いと思います。というのも、パタヤ市内からですとタクシー以外足がありませんが、料金はおおむね500B。よって、空港からパタヤ市内のタクシー運賃は、事前予約すれば1,000Bちょいといったところですので、それに追加料金を払ったほうが総額は抑えられるものと思います。
なお、パタヤ市内からのBoltでの配車は遠すぎてほとんどキャンセルされてしまうのではないかと思います。
Facility
滞在型のリゾートだけに、施設は十分なほどに充実しています。食べて、飲んで、寝て、体動かして、食べて、寝て、水に浸かって、酒飲んで、時々メール見て、また寝て、なんてしてれば1週間などあっという間に過ぎ去っていきます。。。(キケンガアブナイ……。)
Garden
ファシリティ、というわけではないのですが、こちらの施設全体の雰囲気をお伝えしたいと思い、項目を追加してみました。
広い敷地に低層棟を配置するイマドキデザインのため、建物間は自ずからガーデンの要素を持った空間となり、それがリゾートの雰囲気を醸成していると言えます。
※Roku京都やパークハイアット京都なども、基本的な配置計画の考え方は一緒ですね。
ライトアップされた夜間の雰囲気も素敵です。
Swimming Pool
プールは3か所(うちSoft Openinig時点での稼働は2か所)。
宿泊棟側の明るい雰囲気のLagoon Court Pool、西側のBeachfront Infinity Pool、現在はまだオープンしていませんが、落ち着いたWater Court Pool、と、キャラクターの異なるプールが用意されています。
Lagoon Court Pool
こちらの施設のメインプール。取り囲むように客室も配置され、Lagoon Accessとして販売されています。
日中はとても賑やかな空間、夜は一転落ち着いたトロピカルな雰囲気と、その表情をガラッと変えます。
Beachfront Infinity Pool
インフィニティプールは敷地西側。Fish Clubから見下ろせる位置にあります。
プールから直接ビーチとの往来も可能です。
Water Court Pool (Work In Progress)
Water Courtのプールは現在まだ準備中。一部の宿泊棟の滞在者限定のプールになるのでしょうか?
Fitness Center
フィットネスとスパは一体で宿泊棟とは反対側に建てられています。
トレーニングガチ勢ではありませんが、とても気持ちの良いスペースで、日々のタスクも捗りそうです。
Spa & Welness
Panpuri監修のSpaも現在Soft Opening中。営業時間は10:00~22:00。
メニューは暫定のため、Webにはアップされていませんが、訪問時点のものをアップします。
このクラスのホテルスパにしてはかなりリーズナブルな価格設定ではないでしょうか?
Sanuk Sanuk Kid’s Club
お子様のエンタメもばっちりです。プレイグラウンドや、水の飛び交うアトラクション。
ご家族連れで楽しむのはもちろんのこと、お子様がいらっしゃらなくとも、『あ~、自分が子供の頃にこんな場所連れてきて貰えたら、さぞかし楽しかっただろうなぁ、、、』と、遠い目ができます。
Dining
スクンビットまで出れば数件あるにはあるのですが、まだ周辺に満足なレストランはなく、滞在中は否が応でもホテル内のレストランに頼らざるを得ないのが現状です。
※多少でもタイ語ができて、ストリートフードで良いということでしたら代替案もありますが、せっかくここまで来てそれも勿体ないかな、と。
2023年3月現在、以下の6件のカフェ、およびレストランが営業中です。
- Teak Lounge (Lounge & Bar)
- La Cucina (Mediterranean)
- Wok Wok (Thai)
- Fish Club (Seafood Grill)
- Village Butcher (Steak House)
- Ruen Thai
今回滞在中は以下の3件を利用しました。
La Cucina
朝食会場兼、地中海料理のレストラン。
朝食に関しては場所はこちらを利用しますが、洋食メニューはVillage Butcherから、タイ料理はWok Wokからそれぞれ提供されるという、ちょっと複雑な建付けになっているようです。まぁ、要は裏ではそこまで明確に3者を分けて運用しているわけではない、ということなのでしょうね。
ホットミールは上記メニューから好きなだけ、これにハーフビュッフェとしてコールドディッシュがいただけます。
初日のホットミールからは、エッグベネディクトとカオトムをオーダー。
2日目はGrilled Pork Bowlを。ナームトックのぶっかけご飯のようなものを期待していたら、これは完全に十勝豚丼(笑)。
その他の時間帯のメニューは次のとおりです。
Teak Lounge
ラウンジ、とありますが、みんな大好き配給場、ではなく、有料のティーラウンジです。(こちらのホテルには皆さん期待されるような無料ラウンジの提供はありません。)
オープンエアの日本的には『あづま屋』とでも言うんですかね、風通しの良いスペースで主にカフェ営業をしています。
お部屋の清掃の合間にこちらで仕事していました。吹き込む風が快適です。
Fish Club
シーフードレストランではありますが、ランチタイムはタイ料理の1品料理なども提供。時間も18:00までランチサービスを行っているため、変な時間に小腹が空いたらとりあえずここを目指すことになりそう。
ホテルの最もビーチ側に位置するため、眺望も楽しめるレストランです。
ただ現状、サービスレベルが追い付いていないようで、オフピーク時にカオソイを頼んだだけで30分以上待たされるなど、オペレーションの改善が期待されます。
Rooms
全204室の客室は、複数の棟に分かれて敷地内に配置されています。スタンダードの客室も50㎡から、と、リゾートならではのゆったりとしたスペースになっており、タイ風のインテリア、レインシャワー、リラックスできるデイベッドを備えたバルコニーまたはテラスをそなえています。
いっぽう、家族連れなどの大人数向けの2棟のヘリテージハウスは、4ベッドルームのマナーハウスと6ベッドルームのプレジデンシャル・ヘリテージハウスが用意され、それぞれプライベートプール、中庭、バトラーサービス、オーシャンビューを備えた贅沢な空間となっているようです。
今回筆者は、カテゴリとしては同じデラックスタイプで、基本的なスペックは同じになりますが、ガーデンビューのお部屋とラグーンアクセスのお部屋の両方を体験することができました。
1 King Bed Garden View Delux
デラックスタイプ、60㎡の客室です。今回は一人利用ということもあり、かなり贅沢に使わせていただきました。
水回りもリゾートホテルならではの配置。ほぼ一体化されたスペースに右からシャワーブース、洗面台、バスタブ、と連続的に配置されています。
見た目は可愛らしい、円形のバスタブですが、正直使い勝手としてはどうなんでしょうか?(笑)
アメニティはタイブランドのパンピューリ。施設全体として同ブランドと提携しているため、スパもパンピューリのプロデュースです。
特にこちらのソープ。フランジパニの優しい香りで、普段アメニティはあまり持ち帰らない筆者が滞在分まるっと全量持ち帰ったのは事件と言っていいかもしれません。(苦笑)
ちなみにルームキーは木製のカード型。このキーシリーズをコレクションしていらっしゃる方もいるようですね。
ミニバーは、AndazブランドのオリジナルIPAの除き、無料。リフィルも毎日されていました。
Singhaもホテル内のレストランで注文すれば200Bほどしますので、お部屋で2本もいただけるのは有難い限りです。
各部屋にはそれぞれ異なる牛のオブジェが。メリ〇リンチみたいと思ったのは私だけでしょうか?
1 King Bed Ragoon Access Delux
こちらは上記のガーデンビューの外部がプールアクセスとなったお部屋です。
面積や平面図などの基本的なスペックは同一なのですが、やはり抜け感はバツグンのため、両方選べるならこちらでしょうか?
こちらのお部屋は動画だけご紹介します。
WiFi
ややもっさり感はありますが、国際ブランドのホテルですので、回線品質については不安はありません。客室でのテレカンは問題なく機能し、敷地内の棟間移動でもシームレスにハンドオーバーされ、ストレスはありませんでした。
- 認証方式:なし
- 有効期間:不明(72時間の継続を確認)
Summary
近年開発著しいNa Jomtienのエリアですが、海外からの渡航者のアクセスも非常によく、今後も国際ブランドの進出は増すのではないかと思います。
現在はまだ周辺の開発が追い付いていない感があり、ホテルに籠ることが前提の滞在型リゾートとなっていますが、今後近隣の商業化が進むにつれ、より滞在中の利便性も向上してくるものと思われます。
いっぽう、ホテル・レストランのパフォーマンスとしては、ようやくオープンに漕ぎつけ、オペレーションがまわり始めた段階で、あれこれと細かいオーダーを出すとこなしきれなかったり、コミュニケーションに難がある部分もありますが、その『行き届かなさ』は現状レートに反映されていることもあり、許容範囲と感じました。
今後手の届かない価格になる予感はプンプンすることもあり、筆者も思わず滞在中に次回の予約を放り込んだことはヒミツです(笑)。
Geneal Information
Andaz Pattaya Jomtien Beach
345 Moo 3 Na Jomtien Sub-District, Pattaya City, Sattahip District, Chon Buri 20250
+66-38-221-234
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